「整体検査」～整体の効果は検査が9割～ | 日野市で整体院として培った経験を基に様々な情報を発信しております

先日、整体セミナーに行ってきました。開院してからもずっと学んでいる場所です。

開院して10年以上が経った今も、セミナーに参加する度に勉強したい課題が出てきます。「ああ、そういうことか」と行きつく度に、整体の奥の深さを実感します。

また、無意識の中で力の加減が微妙に変わってきたり、施術の癖のようなものが出てしまうので、そこもしっかり正してもらえる、ありがたい存在です。

セミナーで常に言われているのが「検査が9割」。

検査が甘ければ改善はしないという事です。

患者様からうかがう痛みの個所だけに焦点を当てると、張っている筋肉を緩めたり、その歪みを調整することしかできません。痛みの個所を含め、全身の歪みの状態がつかめなければ、いっとき楽になってもすぐに痛みは再発します。

セミナーでは、指では触れられない奥にある骨や、普通は名前も知られていないような小さな小さな骨の左右差まで、筋肉の位置のずれとハリを感じ取り、素早く変位を見つけなければいけません。(これが、何年経っても緊張します)

なぜ「素早く」かというと、検査でいつまでもお身体に触れていると患者様の不快に繋がることもあるし、また、長く触れることで状態がどんどん変わってしまうからです。

筋肉のハリを確認した時は、もんだりさすったりするのではなく、その奥にある骨の変位を戻すことが、本当に重要なのです。

検査をすると、痛みの原因が全然違う箇所の歪みやハリだったという事もよくあります。離れた場所でも、連動して共に歪みを起こしていることも多く、1つの歪みが取れても、連動している別の歪みが取れない限り、歪みは再発するのです。

先日のセミナーでは、環指（薬指）の付け根部分への軽い刺激で、首の歪み、後頭骨の歪み、側頭骨（耳のあたりの骨）坐骨の変位、踵の歪みなどを調整する方法を学びました。この調整をすることで、肘のバランス改善や腕の痛みや痺れにも効果が現れます。

セミナーに参加する度に、身体はすべてがつながっていて、そして回復しようとするチカラを持っていることを実感します。