「ほうれい線」～”片方だけほうれい線”のナゾ～ | 日野市で整体院として培った経験を基に様々な情報を発信しております

「ほうれい線、消えますか？」

「片方だけほうれい線ができてるんです」

......といったお悩みを時々耳にします。

整体の視点からほうれい線の改善をお話する前に「この時代だからこそのほうれい線の話」を少しだけ。

この時代とは、ご存じのとおり「コロナの時代」です。

私たちは一歩外に出たらマスクをつける習慣を、かれこれ二年以上続けています。

はじめのうちは「早くマスクを外した生活に戻りたい！」と思っていたのが...、いつからでしょう？

「これはこれで楽かも？」と思うようになったのは。

マスクをつけていると楽なことのひとつがメイクです。

お顔のほとんどがマスクで隠せるのでメイクの手間が省けます。

「メイクは目元だけ」という方もずいぶん増えました。

もう一つは、「お顔の表情を作らなくていいこと」ではないでしょうか。

目元で頑張れば、ほとんどの表情ができてしまうという技も手に入れました。

問題はここです。

マスクで隠された口元はほとんど緊張感のないまま、だらんとしています。口元の筋肉が必要以上に使われなくなってきているのです。

さらには、案外気づいていないけれど、マスクの下では口呼吸が増えています。これでますます「お口がぽか~ん」「口元ダラ～ン」の状態が続き、お顔の筋力は下がり、ほうれい線の誕生です。

当院では、ほうれい線のお悩みをうかがった時は必ず「マスクで見えなくても、口元をよく動かしてくださいね」とお伝えするようにしています。

さて次に「片方だけほうれい線」のお悩みについて。

これはほとんどの場合、お顔の骨格の歪みやズレが原因です。

具体的には多くの場合、頬骨（ほお骨）、上顎、下顎、側頭骨（耳を含む頭の横の骨）に歪みの左右差が起きています。この状態ではいくらマッサージをしても解決はしません。

また、これらの骨格の歪みが続くと、頭痛、めまい、耳鳴り、立ちくらみ、顎関節症などの症状を引き起こします。

「片方だけのほうれい線」は「お顔の骨が歪んでますよ」という、身体からのサインと私は捉えています。

今夜、鏡を見て左右の口角の位置を比べてみてください。

そして、もしもどちらかが下がっていたら、ぜひ一度ご相談ください。